実際の血縁以外の者をも包含する擬制的氏族集団のそれであり、また被支配階級である一般民衆の血縁集団を氏とはよばなかったことなどに、その特色があった。

「うじ」の語源については「内(うち)」「生筋(うみすじ)」「生路(うみじ)」「生血(うみち)」などの諸説があり、漢字の「氏」の朝鮮音に「う」という接頭音がついたものとの説もあったが、今日では、氏は朝鮮語のul(族)と同根で、奈良時代にはudiと発音されたとも説かれる。